2015年6月10日水曜日

クライミングスキル

クライミングスキルを分類すると,以下の3つに分類できる.



  1. 筋力
  2. テクニック
  3. 想像力

1.フィジカル(筋力)

 初心者は,クライミング以外のフィジカルトレーニングを実施する必要はない.経験不足なため,2.テクニックが圧倒的に弱いからである.テクニックを磨くためには登らなければならず,テクニックを磨くうちに必要な筋力はついてくる.
 では,中級者,上級者が更に上のグレードを目指す場合はどうか? この場合は,フィジカルトレーニングが必要なようである.あるホームページによれば,上半身 特に上腕,前腕の筋肉が必要で,その増強のためにはキャンパスボードが効果的らしい.
 最大筋力のみならず、その筋力を効率よく使うための神経も鍛える
 もちろんであるが,指を鍛えていない初級者がいきなりキャンパスボードを激しくやるのは,故障に繋がるため,お奨めしない.

2.テクニック

 前述したように始めのうちはムーブを体で覚えることが大事.これには反復練習が必要であり
反復練習を行ううちに持久力がついてくる.
 初心者はテクニックスキルが低いため,弱点を補うのが上達へ近道であり,無理に力を使うことによる故障の防止になる.
 軽めの課題を繰り返すことにより,自然にムーブを繰り出すことができ,持久力もつくが,最大筋力は増えないので,中級以上は,最大筋力を増やすフィジカルトレーニングが必要.最大筋力が強化されれば,持久力もつく.
 初心者は,テクニック:筋力=3:1中級者はその割合が1:1が理想らしい.

3.イメージ(想像力)

 クライミングに限ったことではないが,成功イメージがないままにトライしてもうまく行くわけがない.登り出す前にしっかりと成功イメージを頭に焼き付け,イメージ通りに体が動くようにする.そのためには,新しい課題にチャレンジし,レッドポイントではなく,一撃に拘ってトライする.
 また、失敗するかも?というメンタルブロックがあると萎縮して本来の力を発揮できない。


↓まとめとイメージ図↓

  • 中級者と初級者はフィジカルの差が少ない(もちろん個人差あり)
  • 中級者と上級者はテクニックの差が少ないが、中級者と初級者は差が大きい
  • イメージ力は成功経験を積めば積むほど高くなる。


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