ホールドを保持しやすい方向に重心を移動させるのは基本中の基本となる。何度かこのブログでも記載してきたが、ホールドを上から持つような場合は、できるだけ重心を下におろし、ホールドにぶら下がるような感覚だ。
ところが、縦にホールドがついていて、横に重心をかけなければならない場合、しかも足が限定されており、うまく乗り込めないようなときは、腕の力で強引に保持することになってしまう。
このような場合においても、足はそのままで腰だけを移動させ、重心をコントロールすることができる。
下手な図でわかりにくいかもしれないが、腰を左に動かすことで、左足が自然に曲がり、右足を突っ張ることができる。人によって、重心の移動の方法は違うので、やりにくい、やりやすいはあるかも知れないが、フットホールド、右手のホールドが悪く、足を動かせないときに腰を動かすことを意識するだけで、左手のかかり方が変わってくる。