ジムでのマナー その2

一撃と言う言葉は知っていると思う。クライミングにおける一撃とは、初めてのトライでその課題を自分一人の力でクリアすることを言う(誰かが登っているのを見るのも良くない）。オンサイトとも言う。

 つまり、一つの課題に対し一撃のチャンスは一度だけであり、多くの真剣クライマーは一撃に拘る。

ホールドを見失い、苦戦していたら親切心から「あそこにホールドありますよ」とアドバイスを送りたくなるが、この親切こそが人の手を借りたと言うことになり、一度きりの一撃の機会を奪うことになる。

また、何度目かのトライであったとしても、自分の力で課題を読み切り、落としたい人もいる。

アドバイスを送ることは悪いことではないのだが、タダならぬ雰囲気、形相でトライしている人には、アドバイスしない方が無難だろう。

頑張っている人にガンバ！と声援を送るのは構わない。むしろ積極的にするべきだ。

ただ、ドラマ　あすなろ三三七拍子！では、応援は本来　傲慢なもので、頑張っている人にさらに頑張れというには、応援するためにはもっと頑張らないといけない　と言っていた。確かにそうだ。。。

そんなん考えると難しくなってしますが、コミュニケーションの一つとして、応援を送ってもいいだろう。

同じ壁を使うときなども、声をかけてコミュニケーションをはかろう。そうすれば初心者にはわかりにくい登る順番のタイミングもつかめる。