広背筋は,体の中でもっとも大きな筋力なので,この筋肉を有効に使いたい.
(鍛えすぎると肥大し,体重が重くなるので,注意)
体幹力は,主に下半身をコントロールする.
壁に張り付くには,腹直筋(腹筋),脊柱起立筋群(背筋)が必要となる.
ホールを真上から保持できない場合など,斜めの態勢を維持する,重心を移動させる場合には腹斜筋(脇腹)の力も必要になる.
この総合的な体幹力は,前傾壁で特に必要となるため,日ごろ鍛えておきたい.
その1 局所的なトレーニング
広背筋)
・ 腕を広げた状態でホールドを保持し,体を引き上げ,壁に張り付く(持ちにくいホールドを使うと同時に保持力強化になる)
腹直筋)
・ ホールドにぶら下がり,足を上げる.足を上げた状態で10秒維持.(持ちにくいホールドを使うと同時に保持力強化になる)
・ 足上げ腹筋
腹斜筋)
・ 足上げ腹筋に捻りを加える.
総合的なトレーニング)
部分的に鍛えてもスムーズなムーブにはつながらない。
各部分を鍛えつつ、各部位の筋肉をうまく使うために、
各ホールドで、安定した状態を確認する。
しっかりと頭に入れたら、できるだけ途切れることなく、ゴールまで登る。