2017年3月22日水曜日

チョークのマナー

チョークのマナーについて少し触れたい。
クライミングに必要な道具は、クライミング用のシューズだけであるが、他に必要なものを上げろと言われれば、やはりチョークだろう。

チョークというと、滑り止めと説明するのが、てっとり早いが、実はそうではない。チョークは、手の汗の水分を除去するためのものであり、結果的には汗がなくなるので、滑らなくなるが、汗をかかない人がチョークをつけても滑らないようになるわけではない。

これを勘違いして、チョークをめちゃくちゃにつけるクライマーがいるが、どうやらそれはジムにとって、非常に迷惑らしい。多すぎるチョークは、ホールドに残り、滑り止めどころか、その粉でかえって滑りやすくなる。さらに粉となって舞ったチョークは、ジム全体を汚すばかりか、エアコンへの深刻なダメージを与える。

チョークは必需品であるため、つけるなとは言われないし、そこまでする必要はないように思うが、チョークバックから余計なチョークが出ないように気を付けたいところだ。
そのためには、チョークはチョークボールに詰める。チョークボールはバックの外に出さない。などの配慮が必要だ。

ジムによってだが、粉チョークはどうしても飛散しやすいため、粉チョーク使用禁止、液体チョークのみというジムもある。その一方で、液体チョーク禁止というジムもある。液体チョークを禁止しているのは、ロジン(松脂)入りのチョークの存在だ。ロジンが配合された液体チョークは、本当に滑り止めの効果があるが、粘着性が高く、ホールドにこびりついて落ちにくいそうだ。また、ロジンに対してアレルギーを持つ人、手が荒れてしまう人もいるため、注意が必要となる。



好日山荘が運営するグラビティ―サーチからはロジンフリーの液体チョークが発売されて...


使うチョークは好みにもよるとは思うが、ジムの指示には素直に従う、特に指示がなくてもチョークを飛散させないようにしたい。これが大人クライマーのマナーというものだ。

なお、岩場では当たり前だが、ホールドについたチョークは自分でブラッシングし落とすように心がけよう。
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