2014年6月26日木曜日

正対ムーブ その3

このムーブの効果的なトレーニング方法は、この動きを体に覚えさせ、自然に出来るようにするところから始まる。



 ジムでは、自分が出来る限界グレードから2段階くらい低いグレード(足が限定されていない課題がいい)で正対ムーブだけで登る。慣れてきたら、足を乗せ変えないように登ると色々な正対ムーブを使うことになり、より効果的だ。

 ジム以外では、手と足を同時に出し、ぐぅーと出した方向体重を移動させ、体重移動と膝の屈伸を意識しよう。また、片足屈伸なども筋力アップには有効だ。

 体重移動と足に乗り込むことによって、楽に登れるムーブではあるが、後で紹介するダイアゴナルに比べると体を引き上げる腕の力も必要になる。

 体を引き上げるトレーニングと言えば鉄棒にぶら下がり懸垂運動を思い浮かべるが、何十回も懸垂ができるほどのパワーは必要ない。それより、腕を曲げた状態で維持する力が重要となる。ぶら下がれるところ、公園では鉄棒、家では鴨居などにぶら下がり、体をひきあげたところで、10秒ほど維持する。ジムでは少し傾斜している壁についているガバホールドを使って、腕だけで上がる訓練をしよう。この時、出来るだけゆっくりと上にあがり、腕に負荷をかけること。
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